いつだろうか、自分が変態だと気づいたのは

俺はもうすぐ24になるが、自分が周りの人間よりも変態だと気づいたのはここ最近の話ではない。

これは高校生の時だ。俺の周りに居た友人は皆、変態だった。奴らはまるでそれが当たり前のように卑猥な言葉を口に出していた。思春期の奴らにとって、それは己を主張する方法だったのかもしれない。ただ俺は奴らよりも自分の方が明らかに変態だということを知っていた。

俺は自分の変態な考えを決して口には出さなかった。冷静を装いながらも、内心は焦っていた。なぜなら奴らの変態レベルがあまりに低すぎたからだ。あるいは彼らも口に出して良い程度を理解していたのかもしれない。それを知る由もない俺は恐らく自分が変態モンスターなんと思い込み、精神科に通うべきではないのかと本気で考えていた。

それでもプライドの高かった俺は、変態な発言を繰り返す友人に対して般若の様な形相で呆れたフリをしながらこう言い放った

「お前ら、ホント変態だな」

そう言い放った瞬間、まるで聖なるバリアミラーフォースのトラップ効果を全身で受けたような感覚に陥った。俺は戦慄した。いつの間にか積み重ねてきた自分は変態だという劣等感がここまで己の心を侵食してきていたのかと。恐怖せずにはいられなかった。

いつの間にか俺は自分は世界で一番変態なのではないかと迷妄するようになった。夜な夜な夢では少女のパンツを被る己を俯瞰していた。そしてその情けない光景に涙していた。完全に負のスパイラルに陥っていた

俺は自分自身に恐怖していた。一人でもいい、一人でもいいから俺よりも変態な存在を見つけたかった。そうすれば俺の心も幾分かは楽になるだろう。

そうだ、きっと海外に行けば、俺を越す変体は五万といるだろう。そう思い、俺はフィリピンへ留学することを決めた。

 

フィリピンで俺よりも変態な人を見つけるのは、そう難しいことではなかった。

フィリピンにはそこらじゅうに、平均点を裕に超えている変態たちがいた。確かに俺を超えた変態が、いた。たくさん、いた。俺はいささか安堵した。

奴らは血眼になりながら、金で女を買っていた。金の力で女にブイブイ言わせていたのだ。変態でありながらも純血だった俺は、その光景に恐怖した。しかしその光景を両目でしっかり捉えていた俺の股間は今までにないくらい勃起していた。

俺は自身を見たときに学生時代を思い出した。あの時と同じではないか。フィリピンでも変態を公開している人はたくさんいた。しかしその光景を見て興奮する俺は、やはり真の変態なのだ。俺はフィリピンに居る変態よりも変態だったのだ。こうなれば、一層のこと自分の命を絶つしかない。こんな変態は世の中に存在していないほうがいいのではないか。本気で考えた。しかし本気で考えれば考えるほど、心の憶測にある変態という名の悪魔が顔を出してきた。

俺はある決断をした。俺も公開型の変態になってやろうじゃないかと。

そこからの俺はすごかった。毎日ゴーゴーバーに通ってはパツキンのチャンネーの尻を鬼の形相で揉みまくっていた。風俗外で付いたあだ名は怒涛のパイモミマシーン。いかした通名だ。

ある店では開店から閉店までチャンネーの尻を揉み続けて出禁になり、ある店ではチャンネーの乳首を血が出るまで噛んで出禁になった。いつの間にか、俺はフィリピンの風俗王と呼ばれるようになっていた。

フィリピンの風俗に夜な夜な通っている人の中で俺の存在を知らない人はいない。もうあの頃とは違う。自分の内なる変態に怯えていた頃とは違う。自分の本当の姿をさらけ出すことがこれほどにも清々しいとは。

 

風俗に通いつめて4000万の借金を抱える日本人男性Aは上記のように語った。
※フィクションです

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